ざっくり ZAKKU-RI
意味
① おおざっぱ、だいたいであるさま。
② 勢いよく力を込めてものを切ったり、割ったりするさま。
また、切れ目・割れ目が見た目にも無惨で深いさま。
③ 布地などの編み方や織り方や手触りが粗くて厚みの感じられるさま。
例文
① 工事の費用をざっくり100万円単位でいいので教えてください。
② 大きな包丁で、白菜やスイカをざっくり切った。
② みじん切りをしていたら、包丁で指先をざっくり切ってしまった。
③ この冬はざっくりニットが流行した。
独断的見解
「ざっくり」を「おおよそ、だいたい」の意味で普及させたのは
おそらくコピーライターの糸井重里の「ほぼ日」かと思われる。
「ざっくりでいいから、見積もり金額を教えて」のような。
正確さや細かさを求めると時間がかかるので、スピードを重視する場合に
おおよそでいいから、と。
「ざっくり」とだけ聞いてほかに思い浮かべるのは白菜やスイカのような大ぶりで
みずみずしい野菜を、そこそこ大きな刃物で真っ二つにするイメージ。
ペティナイフで切る、切断しても「ざっくり」ではない。
また、3つ以上の分割のイメージもない。
営業マンに「あなたの選べるプランはざっくり言ってABCのいずれかです」
と言われたら腹が立つ。「ざっくり言ってAかB」くらいにしてほしい。
③もそうだが、「非・細かさ、細さ、小ささ」、「適度に適当なルーズさ」がざっくりである。